『トロピック・サンダー』は傑作です!というか無防備の状態で US版の時は心の準備あっただけに、衝撃度は今回が上。 しかも『悪魔の小路』の予告、何で「FOXサーチライト」の作品 なんだよ・・・(笑) (注) 映画ファンに釈迦に説法を承知で、「FOXサーチライト」は 「20世紀FOX」の、アート・インディペンデント部門の作品を扱う ブランドである。そこまで徹したネタには脱帽しました。 戦争映画ファンの私には、様々な映画のパロディシーン(しかも 徹底して作りこんでいる!)が大ウケでした。これらを一々紹介 するのも面白みに欠けるので、「映画パロディ」映画(ややこしい!) について一石。 「映画パロディ」映画といえば、大御所はZAZ=ザッカー&エイブ ラハムズ&ザッカー。ザッカー兄弟とジム・エイブラムスの3人組 です。彼らは大卒後「ケッタッキー・フライド・シアター」というお笑い 劇団を立ち上げ、その映画版を製作・・・それがJ・ランディス監督 で、それにインスパイアされた赤塚不二夫以下、豪華精鋭が結集 するのであった。 しかし昔、「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」にも出演した(笑)、 レスリー・ニールセンも流石に年をとり・・・「映画パロディ」映画も 作った(監督だったり、出演だったりした)のがウェイアンズ兄弟。 ZAZといい、馬鹿が集団になると馬鹿旋風が吹き荒れる(ホメ言葉)。 ともかくウェイアンズ兄弟がこの分野に喝を入れたのである。この後 彼らは『~計画』な映画を連発するのでありました。 この分野の本家、ZAZが手がけレスリーも出演という作品。後発を 本家が手がけるってのも愉快なお話であります。 現在も『~計画』な、「映画パロディ」映画は存在するのだが・・・。 ちなみに『鉄板~』を撮ったのはウェイアンズ兄弟と仕事をしていた 好きだ、未公開の『Meet the Spartans』(どんな映画か一発で想像が 付く・・・)が見れなかっただけに、恐ろしい事に今度は劇場公開される 『ディザスター・ムービー!おバカは地球を救う』は見てやるぞ! (注) という訳で『ディザスター・ムービー』応援しますぞ!! ↓ http://disaster-movie.jp/ が・・・。最近のこのテの作品、ジェイソン・フリードバーグの作品は、 映画ネタが限界なのか、「テレビネタ」「セレブのゴシップネタ」「You Tubeネタ」などが大量投入。これはこれで愉快なのだが、タイムリー に見ないと映画以上にキツい。そして映画ファンとしては少々もの 悲しい心境でもあります。 あと、出演者が安くなった・・・アンナ・ファリスやアニソン・ハニガンなど、 笑える女優さんの活躍は楽しいが全体的には、ね・・・。 ここで話題を『トロピック・サンダー』に戻しますと、そんな最近の「映画 パロディ映画」を越えた映画ネタのパレードが本当に嬉しい!更に ベン・スティラーの人脈による、大物役者の「無駄使い」もまた魅力。 基本ストーリーは色々あった上でヌルいハッピーエンド、なんですが そこに小ネタ・映画ネタ・業界ネタにビックなカメオ出演者、更にブラック な笑いをテンコ盛り。 ZAZ・ウエィアンズ兄弟の映画は、パロディを繋げる事が構成の基本 ですが、これだと知らないネタでは笑えない(但し下ネタなら万国共通 笑える・・・が、お下劣が暴走する事が多いよね)、という弱点があります が、『トロピック・サンダー』なら元ネタを知らない人も笑える内容でしょう。 今、ベン・スティラーの映画から目が離せない! (注) もっとも、私にとって一番の魅力は、米ではR指定を喰らっている ブラックな部分(残酷描写や米で抗議された知的障害者ネタ、戦争映画 ならではの言葉ネタ)である。楽しいよね~、でもドン引きの方もいる? 但し歪な映画ファンならこう思っているハズだ。 『トロピック・サンダー』のトム・クルーズよりも、 『ドッジボール』のチャック・ノリスの方が面白い! だが『鉄板英雄伝説』のクリスピン・グローヴァーの方が貴重だ! ・・・本当にそうなのか??? |