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カルト映画・B級映画…『歪な』面白映画紹介
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かつて素晴らしき漢がいた!『世界最強の格闘技 殺人空手』

これから記述する内容は、真実を描いたドキュメンタリー映画

ついての物語である。かつてこれだけ熱い真実の物語があった

とは・・・この映画を見せてくれたシネマヴェーラには心より賛辞

をお贈りしたい。

 

かつて存在した、「プロ空手」なる格闘技集団の真実の姿を紹介

したのが本作品である。映画では創設者・大塚剛とその門弟達

の姿を忠実に描いており、私も忠実な紹介を心がける。

 

冒頭、ハブとマングースの死闘が大画面に映し出される(昔は

沖縄観光の売りですから)。大塚剛が設立した「プロ空手」に

ついて紹介の後、所属する彼らの熱き日々が語られる。

 

大塚剛の特訓は想像を絶するものであった。目隠しした上で

采(サイ)での大根切り、砂浜では肉体をロープで縛りジープに

引かせる荒行。大自然(牧場っぽい)の中、トレーニング中の

大塚の前に野生のイノブタが現れた!(イノブタって野生?)

大塚は凶暴に右往左往するイノブタを拳で殴り、采でトドメをさす

のであった(まあ、この後食べれば非難される行為ではない)。

 

門弟達の姿も師に劣るものではない。肉屋でバイトする弟子は

吊り下げられた生肉を殴るという、『ロッキー』の如き軟弱者では

ない。素手で肉を引き千切る荒業で握力を鍛えるのであった

売りものになるのか、ソレ・・・)。

特に荒野でトレーニング中、マムシに遭遇したバッファロー弁慶

は、それを掴み叩き殺し生血を吸う。野生溢れるトレーニンングで

ある(エド・ウッドもやってた見世物小屋のギークス芸ではない)。

私の見た処、蛇はマムシではなく無毒のシマヘビの様だが実に

指摘するのも些細な事である。

こんな彼らだけに、街の飲み屋にいればチンピラが絡んでくる事

もまた必至である(乱闘になるが警察は来ないらしい)。

 

さてそんな無敵の漢、大塚剛であったが「俺より強い奴に会いに

行く」べくアジア歴訪の旅に出る。香港では部外者を入れぬ拳法

道場(カメラは入れるらしい)を訪問しこれを粉砕。マレーシアでは

子供とナイスに交流した後、国技シラリンチャン(何それ・・・)の

使い手を撃破。

 

最後に訪問したネパールでは最強の武闘集団、グルキッシュを

求め彷徨う。もはや女子供まですべての街の住人がグルキッシュ

に思える大塚(ノイローゼだよ・・・)。ついに出会ったグルキッシュ

の男と対決、これを殺害。男は火葬に附されたのであった(これ、

スナッフムービーだったのか!?)

 

この真実の物語に打ちのめされた場内は、魂からの爆笑に満ち

あふれていたと報告させていただこう。モンド映画全盛の時代、

素晴らしい映画があったものである。昨今のTVはヤラセが低レベ

ルで面白くない事である。こういった映画を鑑賞する事で鍛えられ

た人間が増えれば、振り込め詐欺の被害も激減するであろうに・・・

 

なお、劇中のカッコ良すぎる大塚剛は「網Tシャツ」を着ているので

あった。そう、あの「ユニバG」でお馴染み、ジイ・オーグループの

大神源太会長が『ユニバG物語』で着用していた・・・

源太、大塚剛のファンなのか?ノリだけは近づいたと認定しよう。

 

歴史的真実度 評価できるかっ!
キワモノ度 ★★★★★
爆笑度 ★★★★★

大塚剛度 ★★★★★

 

1976年 東映

 

監督 山口和彦 企画 吉峰甲子夫 構成 山口和彦 掛札昌裕

 

出演 漢・大塚剛(他素晴らしき方々) ナレーション 小林恭治

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