『イントゥ・ザ・ワイルド』を見て、家族そして世俗を捨てた、 青臭くも誠実・繊細な主人公の生き様に何かを感じるのも 宜しいでしょう。また『モーターサイクル・ダイアリーズ』を 撮影したエリック・ゴーディエの素晴らしい映像、エミール・ ハーシュの役作り等、映画の良さとして語れる要素は 幾つもあります。 が、そういった真面目な紹介は他の人に任せます(笑)。 私がこの映画で一押し、とするのは主人公の妹を演じた ジェナ・マローン。私が勝手に「ハリウッド一、不幸が似合う 女優」と呼んでいる方である。 映画デビュー作の『冷たい一瞬(とき)を抱いて』で、悲惨な 目にあう不憫な少女を演じて以来、『コンタクト』(J・フォスター の少女時代役、親父が死んじゃう)、『ドニー・ダーコ』(まさに 不幸そのもの!)そしてTVM『ヒットラー 第1章:覚醒/ 第2章:台頭』(かの独裁者と微妙な関係の姪)等々、何故か 不幸な役を与えられる事が多い。多すぎてもはやギャグ。 そんな役に相応しい、薄幸そうな顔立ちの女優さんですが、 プライベートでもギャラの管理で、14歳にして(子役出身です) 母親と裁判沙汰になったという不幸な体験も・・・芸の肥やしに l なっているのか?ともかく『イントゥ・ザ・ワイルド』で、愛する ジェナ・マローンが大きい役で(物語の語り手となる、エミール・ ハーシュの妹役)で出ていたのが嬉しかった! でも今回の役も、微妙に不幸。ともかくジェナ・マローンには
時代劇でおとっつあんの借金の為、身売りする娘とか、アキ・ カウリスマキ『マッチ工場の少女』とか演じて欲しいのである。 |