その昔、太閤秀吉が木下藤吉郎と呼ばれた頃・・・ じゃなかった、世界が冷戦と核戦争の恐怖に怯えていた20世紀末、多くの映画人が(大抵商売人) 核戦争後の荒廃した世界を夢想し商売にしていた。安価にSFできるからね。 姿は、ビデオ創成期に多くの類似品(大抵粗悪品)を量産し、そして・・・ モヒカン野郎の叫びと共に・・・ヒャッハー!! さて世紀も変わった今、そんなモヒカン映画が帰ってきた!それもパンク文化の母国、 イギリスのニール・マーシャルの手によって!・・・と、書き出したものの、正直私見る前は の大きな映画撮れるのかいな?なんて思っていたのでありました。 ◇◇◇◇◇◇◇◇以下ネタばれ含む・・・許してちょうだい・・・ヒャッハー!!◇◇◇◇◇◇◇◇ ところが本作を見て感動しました、ニヤリとしました!!この映画『マッドマックス』以上に、 似ているのは、洒落の判る英国紳士に爆笑だぜェ~(多分)、ヒャッハー! *これから『ドゥームズデイ』を見る人は、この『ニューヨーク1997』のOPは覚えていて 欲しい!ところで主人公(エデンさん、女なんですが)が片目でアウトロー気質と来たら・・ ヒャッハー!スネーク様に土下座しろぉ~! スコットランド人を野生化させれば、マンハッタン島の犯罪者より危険な事は当然(多分)。 英国紳士は笑い飛ばすネタなんだろう・・・)。かくして壁の向こうはモヒカン野郎が闊歩する、 ヒャッハー状態に陥ったのであった。ヒャッハー!! このモヒカン族のライフスタイルは、頭は悪いし手も早い、主食は(牛がいるのに)人肉だわと、 大英帝国の流刑地オーストラリアが誇る『マッドマックス』族を上回る凶暴。ココまで頭が悪くて パンクファッションが何故維持できるのかは永遠の謎・・・(笑)。文明が崩壊してなおパンク ファッションが維持できるのかは、ツっ込むのがヤボってもんでしょう。 そんなモヒカン族の頭、ソル様のヒャッハーぶりはこの映画最大の見物。女は犯さず ボコる、同時にステージパフォーマンスをを心得た料理人。ところがホレた女にゃ一途、頭の悪さ そのままの猪突猛進な姿は、ブラックユーモアに満ち溢れたスプラッター描写と共に、歪な 映画ファンのハートを鷲掴みにします。こんなソル様が何故チンピラをまとめられるって? そりゃぁ、彼演出の愉快なステージ=ポールダンス&オヤジダンサーズ(『~1997』に登場した アーネスト・ボーグナインが喜々として見たステージへのオマージュか?)付きで振舞う、 ミディアムレアの人肉料理の賜物だぁ~、ヒャッハー! *「犯す」だの「ボコる」だの、「人肉料理」など書くと顔をしかめる方もいるでしょう。しかし同じ イギリス映画に、アート系映画の鬼才・・・というより変態、ピーター・グリーナウェイもまた、 3分目より登場、グロ注意!)。 映画のアートとエンタメ、知性と痴性の境は脆いもんだなぁ・・・ヒャッハー! ソル様率いるモヒカン族と、タイムリミット内に任務を果たさねばならぬ(これまた『~1997』)、 エデン率いる特殊部隊との攻防が『ドッグ・ソルジャー』の時の如く、ワイルドかつ頑張り過ぎて 何が写っているのかイマイチ判らない(苦笑)エネルギッシュなアクションで描かれていく。 ・・・が、スコットランドには、モヒカン族より危険な奴がいた。誰だって?そう、そのお方こそ “ドルーグ”の頭、“ルドヴィコ治療”を受けた人物。マルコム・マクダウェル様だぁ~! (マルコム様がどんな姿で登場するかはお楽しみ・・・)ここで主人公エデンに根性試しバトル! *マルコム様=「雨に唄えば」。こっちの方が“真面目”にやっている分、『ドゥームズデイ』より タチの悪い描写だ。映画史に残る映画なのになぁ・・・ヒャッハー! *下民どもぉ、偉大なマルコム様に土下座しろ~っ、ヒャッハー! ・・・と言うに相応しい映画、ペントハウス誌社長ボブ・グッチョーネが作った歴史大作ポルノ 知らずに出たんです!」って言ったのは・・・ヘタレで幻滅したぜぇ、マルコム様ぁ~よぉ~・・・ 今もこの映画を誇るのは、監督のエロ映画大王ティント・ブラス位か?(途中で降ろされたけど・・・) ところで映画のクライマックス、まさに『マッドマックス2』なカーチェイスが楽しめる。このシーンを 笑える人は私の同類!恐らく今年『ファイナル・デッドサーキット3D』とベストカーチェイスシーンを 争う事になるでしょう。またソル様の傍らにいる犬・・・否、豚(笑)野郎・・・に大ウケしたよ。 そして『~1997』のスネークを思わせる、主人公のアウトロー過ぎる姿がラストに。 監督のニール・マーシャルは1970年生まれ。成程カーペンター映画やジョージ・ミラー映画に 思い入れがあるんだなぁ、と勝手に同志を見る思いで共感。それを踏まえて『ドッグ・ソルジャー』 や『ディセント』を思い出すと・・・インディペンデントで娯楽作を撮っていたんだぁ、この人。 また見事なヒャッハー演技を見せた、ソル様を演じるは、ニール・マーシャルと『ドッグ・ソルジャー』 以来の戦友、クレイグ・コンウェイ。『ディセント』では洞窟の化け物を演じており、監督との関係は P・ジャクソンとアンディ・サーキス、G・デル・トロとダグ・ジョーンズみたいな関係だったら面白い なぁ、と思います。実際どうなんでしょ。ヒャッハー!! という事で締めさせていただくゼェ・・・ヒャッハー!! |