オリジナルの『死霊のえじき』 は劇場公開時に見ました。あの 『ゾンビ』の正統な続編、期待して見たら…まったりとした展開に あ然。微妙に知恵のあるゾンビ「バブ」君(懐かしい!)、ネチっ こいスプラッター描写、一番宣伝で売りだった「壁から手が一杯 出てくるシーン(ドリフの『8時だよ!全員集合』かよ!)」が夢 だったなど、切れの良いアクションを期待した私には「ええっ!」 でした。但し後にジョージ・A・ロメロ監督が常にメジャーを離れ、 自身の作品には何かしら社会派なメッセージを入れている事に 気付いてからは、成程納得した作品…というのも昔の話。 さてその「高尚な」作品が、20年以上たってリメイクされた!の ですが…銀座シネパトス公開の『バタリアン4』『バタリアン5』の 例に違わず(笑)…ご本家様とは大違いな作品でした。 ハイ、『死霊のえじき』との共通点!「軍隊とゾンビが出る」 「少し知恵のあるゾンビが出る」「主人公がおネェちゃん」以上! ゾンビも病気設定・全力疾走系の流行りのパターンに変更、 全体的な安さと相まって正統派ゾンビ映画ファンの中には、ダメ 出しする方も多い様で。 但しそれで切り捨ては面白くない!もしアナタがB級ホラー、 スプラッター映画のファンなら、色々突っ込んで楽しめる映画 ですよ!ツッコミポイントは多々ありますが、 1 病気に感染してゾンビ(もうゾンビの定義は気にしない!)に なる訳だが、発病した次の瞬間、顔がいきなりゾンビメイクに なる。なんでやねん!(まあ敵味方の区別はつきやすい) 2 病院で集団発病する辺り、『プラネット・テラー』っぽい。 3 そんな事いったら銃を乱射する兵隊ゾンビも…って、これは 『ナイトメア・シティ(「ゾンビドローム」他別タイトル盛り沢山)』 かよっ! …などなど。 ともかく『プラネット・テラー』が意識して、B級ホラー映画の寄せ 集めっぽく作ったのに対し、こちらは正統派寄せ集め映画(笑)。 ファンならここをツッコミながら楽しまなくっちゃ。 しかしこの映画一番の魅力は、『アメリカン・ビューティー』の 美少女、ミーナ・スーヴァリである事に間違いない!彼女はパツ 金、しかも(アメリカの女優では珍しく)チビっこいのである。その 彼女がデカイ軍人に囲まれて、Tシャツに拳銃で奮闘する姿は 日本男児なら萌えを感じる方も多いだろう。但し彼女、1979年 生まれですから…萌えるのもほどほどに。 また唯一ベテラン有名俳優としての出演、ヴィング・レイムスが 「そこまでやるのか(笑)」演技を見せているのもポイント高し。 私は『ヴァイラス』で「鉄男状態」を喜々として演じていた、御大 D・サザーランドを思い出してしまった… この映画にはラッパーのニック・キャノンも出演していますが、 彼が暴走キャラ担当。「CSI bull shit!」という、素晴らしい セリフには笑わして頂きましたが、字幕には上手く出せていな かったなぁ。 とまぁ、私の見た注目ポイントを紹介しました。その上で強いて 不満を表明すると、「冒頭には明らかに脱ぎ要員が出ているの に、この映画オッパイが一個も出ないぞ!」「最近は低予算映画 でもCGを良く使うが、雑なのは考えものだぞ」、そして監督が 『UMA レイク・プラシッド』のスティ-ブン・マイナーで、舞台が コロラドなんだから、「もっと田舎モン馬鹿にしたネタを増やしても 良かったんじゃないの?」と思っちゃった事である。 ところでニック・キャノンは、マライア・キャリーの旦那(現時点に おいて、と書いておこう)。そこで問題。アナタはこの『デイ・オブ・ ザ・デッド』とマライア・キャリーの『グリッターきらめきの向こうに』、 l どちらか見ろと言われればどっちを選ぶ?? |