MAT's MAD MOVIES

カルト映画・B級映画…『歪な』面白映画紹介
ホーム
新作“脱線”レビュー
「歪な」映画目録
コラム
おススメ記事
プロフィール
お問い合わせ
社内抗争にしてはやり過ぎ・・・『アイアンマン』

公開からこれだけ過ぎて新作レビュー、というのもおこがましい話

ではありますが。痛快な娯楽作、『ダークナイト』の様な暗さは無い

正統派な大作映画の作り、こんな映画もイイですね。しかし会社の

偉い人がブチ切れたとはいえ、ここまで暴れては謝罪会見モノ。

 

今回は映画の内容について書くのも面白くないので別の視点から。

劇中でロバート・ダウニー・JRが帰国後、爆弾発言したが為に会社

の株が大暴落、というシーンがありますが、ここで『MAD MONEY』

なるテレビ番組でコケにされるシーンがあります。

 

これはアメリカの実在の番組で、金融専門のチャンネルCNBCで

放送中の「株予想娯楽番組(?)」、という紹介が正しいのか判りま

せんが、金融・経済番組にエンタメを持ち込んだトンデモ番組。

 

映画の中でガナってたオッサンは、実際の番組のホスト本人でも

あるジム・クレーマー。元ゴールドマン・サックスのヘッジファンド・

マネージャーという経歴らしいが眉に唾した方が良いのかな。

日本でも日経系の経済番組に、こんな不真面目な番組があっても

楽しいと思いますが、当然ながらテレビでこの株が上がるだの、下

がるだの茶化しながら叫んでは…やはり裁判沙汰も多数の模様。

実にアメリカらしい話ですが、これを書いている今は、サブプライム

ローン問題以降の株大暴落の真っ最中。このオッサンは如何に?

 

そして今回主役のアイアンマン、重量感あるメタルボディで軽やか

に空を飛ぶ…って、私のような人間はどうしても『ロボコップ3』を

思い出してしまいます。当時スーツで重量感を表現していたロボ

コップが、合成で楽々飛んじゃダメだろ!とツッこまれてましたが、

本作はCGでこんなシーンもイイね、と表現。但し重量感の表現は

音に頼った部分が多く、周囲からは「音がうるさい!」との声も。

 

ところでCGを使いながらも、アイアンマンのスーツはスタン・ウィン

ストン スタジオが製作。奇しくもスタン・ウィンストンは本年6月に

亡くなり、彼の関わった最後の仕事の一つ、という事で良いので

しょうか?スタン・ウィンストンは特殊効果・メイクの大御所。CGが

全盛の時代ではありますが、本作の様に今後も映画には欠かせ

ない分野。彼の代表的な仕事といえば(『パンプキンヘッド』では

無く…)やはり『ターミネーター1&2』。ターミネーターがアイアンマン   

に進化したのか、と考えると些か感慨深い。そして来年公開の

『ターミネーター4』。ここで見れる仕事がスタン・ウィンストンの遺作

となるのです…。

 

最後に。『インクレディブル・ハルク』のラストに、ロバート・ダウニー

・Jrを目撃した時はニヤリとしましたが、本作はご丁寧にもエンド

ロール前に、「最後に続きがあるよ」のご案内。それでは最後まで

立たないでいると…今回もマーベルコミックのファンはニヤリだが、

それ以外の方々には「えっ、コレだけ?」と拍子抜けの様子。期待

を持たせる案内も、これはこれで考えものですね。

                

新作レビュー に戻る

 

ホーム に戻る